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Webアクセシビリティの新しい本 を読んだ

Webアクセシビリティ ~標準準拠でアクセシブルなサイトを構築/管理するための考え方と実践~の件ですが、やっと読み終わりました。
アマゾンで新刊を頼んで痛い目を見た(やはり発売日に来ない)のもありましたが、約一週間かかりました。
ページは多いですがやはりとても濃い内容でした。以下読みづらい感想。

webaccbook.jpg

数日かけて読みながら書いたので色々酷いです。

Chapter1 障害の種類。アクセシビリティとユーザビリティの違い。Webアクセシビリティの間違った思い込みについて色々。あなたができるもっとも大事なことは、アクセシビリティに対する積極的な態度を育むことである。
確かに、偏見だと気が付くことができたものもあったけど、それでも思い込みを変えられないものもあった。でも努力すればなんとかなりそうな気がする。
音声ブラウザを使いこなせるようになることには価値がありそう。(点字の習得は失明しない限り無理だと聞いたことがあるけど。)
利点がWeb標準と丸被りで、SEO・Web標準なんて基本だし…の状態だとやはり利点に欠ける。(第三者に啓発するうえで)

Chapter2 法律とガイドライン、訴訟の話とか。法律ってやっぱり羨ましい。リハビリテーション法がかなりややこしい、というか理解が浅いのでここは特にもう一度読もう。

Chapter3 修正より、制作時にアクセシビリティを実装したほうがずっと楽という話の具体例。「気づき」。
気づきを喚起することを最優先事項としなければならない。
ここでの、「アクセシビリティ・チーム」のようなことを、先日のサイト制作でやらせてもらったので分かりやすかった。もちろん書いてあることの半分も実践できていなかったけど。
制作する上でのほとんどの工程に関わらないといけないので、慣れないうちは大変ですごくモチベーションが要るけど後付けよりはよっぽどいいね。
トップの理解が絶対必須。(理解させるには?)

Chapter4 アクセシブルな技術の概要。QuickTimeなどのプレイヤーにキャプションを付けることができるのは知らなかった!どのくらい難しいのだろうか。

Chapter5 スクリーンリーダーを始めとする支援技術について。HPRの説明部分は特にまた読みたい。Lynxが面白そう・使える。

Chapter6 リンクやALT属性についてかなり具体的に。Longdesc属性なんて初めてみたかも……。
薄々分かってはいたけど、SEOとちょっと競合するかもしれない。
あと輝度コントラスト比についても取り上げられていた。今のところこのへんがアクセシビリティの大きい部分を占めてると思っています。

Chapter7 読み上げ順序を意識したナビゲーションについて、このへんはツールじゃどうにもならないのであたりまえだけど特に重要。実際に検証してしまえばすぐに理解できるけど、文章だとこれぐらい詳しく書かないといけない。
この前エントリーしたPC-Talkerでページ内リンクが機能しないことについてもずっと正確に書かれていた。IE6のバグだったようです。
ただナビゲーションスキップはもっと日本で議論されるといいなと思う所。UAの問題も出てくる。

Chapter8 遂に出てきた。という感じのフォームのアクセシビリティ。
検証が英語だったので日本語がほしいなと思ったらしっかり追記されていた。
ここは今一度フォームを打ち直してみると一番いいんだろうな、デザインの制約も把握できそうだし。

Chapter9 意外にもCSSの特集が。もちろん普通のCSSの解説とは雰囲気が違いますけどね。321ページの6-3とかサイト内検索のフォーム要素のLabelのつけ方についてだけど、本当に具体的で良いなぁ。

Chapter10 そしてJavascriptの特集。Javascriptが分からないので急に分からなくなった。CSSをあまり触っていない人がChapter9を見たらこんな感じになったんだろうか。

Chapter11 アクセシブルなFlashについて。この辺の技術にはとても高い価値があるのでは…?普段Flashを触っている人に読んでもらいたい。

Chapter12 アクセシブルなPDFについて。いよいよ一度も作ったことのない未開拓な技術情報。ファイルをアクセシブルにする機能がかなり沢山。Wordで作るんですねPDFって……。

Chapter13 いよいよ検証について、ツールなどの紹介。Dreamweaverにアクセシビリティチェック機能があるのを知らなかった…。でも大部分が人間による判断なのでツールがあって無いようなものですよね。JIS規格のダイアログが見やすい。

Chapter14 WCAG2.0の紹介。原則とガイドライン項目の翻訳。2006年4月版から2007年5月版における相違点も載っている。相違点を把握する為にガイドライン項目を2007年5月版を社内で頑張って翻訳したのはいい思い出。

Chapter15 サイト改善のケーススタディ。実際にソースも含めてサイトの改善を解説してくれている。ちょっとWeb標準の要素が強すぎるので、Web標準は前提でWebアクセシビリティの改善だけ見たいときはかなり見づらいかも。

Chapter16.17はこのエントリーを投稿した後に読もうと思います。

あと付録E,Dはどう考えても必読。ここだけで本にしてもいいのに。
日本語固有の問題は頭が痛いけど、特殊な記号とかのルールを厳密に守れるようになるような改革案を考えたい。これぐらいならツールでなんとかなると思うし……。

と、非常に長い上にまとまっていない感想でした。まとめるにはもっと熟読しないと無理そうです。
今出せる結論は、Webアクセシビリティに感心があればこれより詳しいことを書いている和書は今のところないので買いましょう。

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